当犬舎の豆柴

摂州宝山荘の豆柴

摂州宝山荘の豆柴は50年以上の歴史を持っております。
この長い年月は血統的に固定されている豆柴だけを生み続けてきました。
当方の豆柴は、近親交配等で無理に作り出した犬種ではありません。

食事制限で小さくしている子は豆柴と言えますか?

本物をお探しの方、是非お問い合わせ下さい。

犬は繁殖者の好みにより同じ犬種でもそれぞれ違い、「特徴」を持っています。
当方の犬は小柄でも骨太のしっかりした体型と丸っこい顔、少し短めの太い巻き尾が特徴です!

50年以上の長い歴史を持つ元祖豆柴ブリーダー

50年以上の長い歴史を持つ元祖豆柴ブリーダー

日頃は豆柴に、一方ならぬ愛情を注いで頂きまして誠に有難う
ございます。

当舎の豆柴は、『豆柴ってどんな犬?』ページにも記述したとおり、50年以上にわたる歴史を持っております。
豆柴を育成保存普及に努めてきた私の願いは、「豆柴」を犬界の認定犬として認めてもらうことでした。
しかし、豆柴が世間に認知されるにつれて、豆柴としては固定化の進んでいない柴犬が多く出回るようになり、念願であった認定犬にすることが困難となってまいりました。

宝山荘クラブの豆柴は本物であるとのブランド化

そこで、各方面と協議を重ねまして、豆柴だけのクラブを設立し、当犬舎の豆柴をほかの豆柴と分離することで、宝山荘クラブの豆柴は本物であるとのブランド化を図ることにより、購入者の混乱を避けることと、より信頼の置けるブリーディングを目指すこととなりました。

これについても豆柴の文字を使うことができないなどの制約はありますが、宝山荘クラブの仔犬たちは豆柴に間違いないという信頼の証でもあります。

また当舎の子犬は宝山荘出身であるという証としてマイクロチップを挿入しております。

 

日本豆柴犬協会 認定 豆柴犬

豆柴

当犬舎は日本豆柴犬協会に所属しています。
以前は「柴犬宝山荘クラブ」となっておりましたが、 日本社会福祉愛犬協会(KCジャパン)は宝山荘系列の犬にしぼり込んで豆柴とする方向で進み、KCジャパンは豆柴を「公認犬」とし、新たな一歩を歩みだし当舎の豆柴は認定をいただきました。

そして現在は日本豆柴犬協会で活動しております。
血統書は「豆柴」となり子犬の時の血統書は「豆柴(未完成)」となりますが、1歳を過ぎて体高を測り「豆柴」と認めてもらえれば「豆柴完成犬」の血統書に書き換えられます。(詳しくは『豆柴の血統書』ページをご覧ください)

今後このクラブに所属する犬舎は、すべて「豆柴宝山荘クラブ」となります。
(現在ご覧になっているホームページは摂州宝山荘・犬舎名です。日本豆柴育成普及会も当舎です。)

『宝山荘=豆柴』として、宝山荘は豆柴の最高ブランドとしてこれからのブリーディング活動に奮闘していきます! 宝山荘の名称は商標登録済みです。

豆柴の現状と公認の経緯

豆柴は昭和25年頃から京都の柴犬愛好家が標準より小さな柴犬を豆柴の名称で繁殖に取り組んだのが始まりで、おおよそ半世紀以上の作出の歴史があります。

平成3年頃から新聞、雑誌、テレビなどメディアに取り上げられブームになったことから豆柴の名称は広く知られるようになったのですが、高額で販売される事から、他犬種との交雑や幼犬期の給餌制限による栄養不良、成犬になって大きくなってしまうなど、俄繁殖家による不正な繁殖や販売時の表示や説明が解りにくいなど問題になっており、公正取引委員会も平成20年6月に実態調査報告書を公開しています。

血統証書についても日本犬保存会では日本犬標準のサイズ基準外の豆柴を公認することはありませんと表明しています。
全犬種血統発行団体の社団法人ジャパンケンネルクラブも豆柴を認めていません。

ところが豆柴は公認する団体が無いため当協会も含めてそれぞれの団体の「柴犬」として血統証書が発行される一方で、繁殖家個々の基準で「豆柴」として販売されるという矛盾が生じ混乱を招いていました。
血統書上柴犬であることから柴犬との交雑もあり、このままでは柴犬の矮小化にも繋がることも危惧されます。

当協会では飼育環境の変化(室内飼い志向・飼育者の高齢化・小型愛玩犬ブーム、そしてペットからコンパニオン・アニマルへの意識改革)、豆柴の名称の定着度などから豆柴公認は時代の要請でもあると判断し、5年前に樽井荘系列の犬を基礎犬としておおよそ30年間に及ぶ系統繁殖を続けてきた西山征伸氏(現当協会理事)の豆柴犬舎「摂州宝山荘」の加盟を得て、繁殖管理と純化固定を調査してきました。

その結果、完成度の高い個体が安定して作出される事が確認されましたので、犬種標準(スタンダード)を公示し、豆柴を公認するに至りました。

成犬時に全犬を審査する「認定制度」による繁殖管理を徹底することで豆柴の犬種の純化固定を推進すると共に犬種を区分して交配を制限することで柴犬の矮小化にも歯止めを掛ける所存です。

子犬を迎えられた後、このクラブの意図にご賛同いただき、当会にご参加していただけたら幸甚でございます。

※他の団体からの移籍も受付致します。

~KCジャパン発行~
〝豆柴公認記念号〟小冊子2ページより抜粋

世界で初めてKCジャパンに豆柴の血統書を発行してもらって10年が経ちます。
豆柴の血統書を発行し、豆柴がどんどんと増えてきたことにより登録数も右肩上がりで増えてまいりましたが、この10年の間に豆柴の認定基準はどんどんと骨抜きされ、元々柴犬でも2代祖が全て合格すれば「豆柴」に成れるなど、こちらが数十年かかって成し遂げてきたことをいとも簡単に豆柴に成れるようとしたため、固定化のできていない豆柴が世間に増えだしました。
早く豆柴の血統書がほしい業者は食事制限をするようになり、今は多くの豆柴が食事制限で小さくされているという状態です。
そんなものは本物の豆柴でもなく、協会に2代祖での認定はダメ!と何度も何度も意見しましたが「理事会で決まったことだ」と会員を増やす方策のみが実行され、警鐘を鳴らしても柴のブリーダーが豆柴の血統書がもらえるならばとどんどんと加入しています。
固定化のできていない小さな柴と今まで苦労してきた固定化できた豆柴がまじりあうというあってはならないことが起こりだし、このままでは豆柴が駆逐淘汰されてしまう勢いです。
そういう懸念もあり、
純粋に20年40年と豆柴を固定化してきたブリーダーが主体になり新団体を立ち上げました。
日本豆柴犬協会
今後は私はそちらで活動し、そちらの血統書で今まで築いてきたきちんと固定化された系統の管理をしてゆくこととしました。

 

豆柴をブリーディングしている方へ

『豆柴』という名称は、私が新聞・雑誌・テレビに売り込みPRに努め、世間に送り込みました。
『豆柴』という名称はアッという間に広まり商標登録をしようとした時点では、「一般化されている」との理由で、残念ながら登録する事ができなかった経緯があります。
『豆柴』という名称を使用されているのは今となっては御自由ですが、今回公認犬となりました以上、
『豆柴』という名に恥じない様、「スタンダード」を遵守して繁殖をしていただきたい所存です。

また、食事制限をかけ、柴を小さく育て豆柴とするのはやめてください。

※宝山荘の名称は商標登録しております。

日本犬豆柴育成普及会
西山 征伸